ニュースを何で見るか

 今日の「夕刊フジ」で、経済評論家の山崎元氏が<経済快説>という連載で『スマホニュースの落とし穴』という記事を書いている。

 山崎氏が授業を受け持っている私立大学で、学生に新聞を取っているかと訊いたら殆ど手が上がらず、ではニュースを何で見るのかの質問には、「ヤフーのニュース」「テレビ」「スマホのニュースアプリ」といった答えが返ってきたそうである。

 管理人のような年寄りでも、紙の新聞は「読売新聞」だけ取っていて、あとはiPhone6プラスやiPadで、<グノシー><ニュースBiz><Yahooニュース><Smart News>そして、山崎氏も気に入っているという<News Picks>を読んでいる。

 市場の動きについては、iPhoneなどに楽天証券の<iSPEED>をダウンロードして、リアルタイムで株と為替の動向を読んでいる。新聞の株式欄は、時代遅れでもう役に立たない。

 他に電子版の<夕刊フジ>を愛読している。以前、電子版の<日本経済新聞>も読んでいたが、あまり有用ではなかったし、価格も高かったので止めた。その点<夕刊フジ>は電子版が月900円とい良心的で、高橋洋一氏の『「日本」の解き方』という連載が、大新聞のお仕着せ記事と異なって常に客観的で斬新な視点に富んでいて、毎日楽しみにして読んでいる。氏は官庁(財務省)出身者ではあるが、経産省出身の中野剛志氏や古賀茂明氏のようにイデオロギー色のないリアリストなので、その言説は信頼するに足る。

 他にも鈴木棟一氏の連載『風雲永田町』も面白い。

 夕刊紙では「日刊ゲンダイ」よりはややハイブロウであり、また乙に澄ました大新聞と比べればぐっと砕けていて、より本音に近いジャーナリズムを感じる。

 スマホのニュースでは、山崎氏と同じで「News Picks」が面白い。コメントを読むことで、ニュースをより深く理解することができる。

 

夕刊フジ

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