かんだやぶそば

 勤務している法人の厄払いのため、神田明神へお参りに行く。    f:id:inochinooto:20150122152409j:plain

 正月も大分過ぎた雨降りの週日のためか、参詣客は閑散としていた。昨年はお参りをしなかったので、2年ぶりである。先ず職場中から集めた古札を納める。

 職場では年初より難儀なことが続発しているので、これからの日月はどうか無事でありますように、と心より祈る。(神頼み!)

 参詣後、御茶ノ水駅の方へ戻り、淡路町かんだやぶそばへ向かう。2013年2月に火災で焼失したものを、昨年10月に再建されたばかりの店舗だ。機会があれば寄ってみたいと思っていたが、やっと念願を果たせた。30年ほど前に一度行った記憶があるが、その当時の様子はあまり覚えていない。門を入って敷石を伝って古い店舗の玄関に辿りついたという記憶はあるが、確かではない。

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 かまぼこ、せいろう2枚、小海老のかき揚げの天ぬき(いかにも江戸っ子らしい表現だ)を食する。4時ころに行ったので店は空いていて、蕎麦をゆっくりと味わうことができた。よく見ると、柱も窓も天井も戸も、なかなか手が込んだ作りだ。さぞやお金がかかったのだろうと要らざる心配をしてしまう。こんな高層ビルの中に、平屋の店舗を作る心意気が素晴らしい。(一部は2階)

 店員さんもよく教育されているためか、諸事反応が良く、笑顔を絶やさずにサービスに務めていて、ゆったりと気持よく過ごすことができた。(空いていたせいかも・・・)

 この際、正月でもあり、店舗再開という慶事も祝して、味も値段もメニューのことも、あれこれ言わずに考慮の外としよう。ただただ祝着至極。

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